学生 :パーナット·クラインカッブカム(ナット)
年齢 :12歳
学校 :バーンマックヤー校(ウドンタニー県)
学年/生:小6/男子(2015年3月卒業予定)
2015年の新学期のため奨学金提供活動を開始しました。皆様のご支援により、たくさんの小6学生に中学進学機会を与えます。その中、ナットくんの話をご紹介します。
ナットくんとお母さんは竹籠を編んでいます。
現在ナットくんは両親、お兄さんと古い高床式の木造の家に住んでいます。家族は貧しく、古いバイクがあるだけです。このバイクで両親はサトウキビ、キャッサバ収穫などの日雇いの仕事をするために各地へ行きます。ナットくんのお兄さんは学校を中退し、家計の手助けをするために両親の仕事を手伝っています。
しかし仕事は不安定で、仕事のない日は両親とお兄さんは竹を割き、竹籠を編んで市場で販売します。
放課後の空き時間と休みの日、ナットくんは竹籠を編む手伝いをします。1日で約10個編むことができ、材料費を除いたら利益は約3バーツです。
現在の住んでいる家庭
毎日ナットくんは家から1キロ離れた学校まで徒歩で往復します。ナットくんは勉強熱心で、試験結果は全教科で評価4、さらには前向きな子供だと先生は言います。
ナットくんの夢は数学の先生になることです。それは算数が好きで、算数競技会の代表に何度も選出されたからです。彼は進学するため、さらには夢を叶えるために2015年のEDF財団の奨学生に応募しました。
ナットくんの話は地方の貧しい生徒の努力の一例です。教育のおかげで良い将来を夢見ています。支援、特に「奨学金」がないだけです。それらは人生の様々な障害を乗り越え、夢に向かい続けるための知識と知恵を、彼らに与えます。
今日も機会を待っている子供が大勢います。彼らに機会を与える決心をお願いします。
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