バンコクで奨学生が奨学金提供者と出会い
バンコクで奨学生が奨学金提供者と出会い 瀧川福祉基金とタイ立正佼成会の理事長を務める小野 彰司氏より奨学金支援をいただいているEDF奨学生7名が支援者の招待によりバンコクに来ました。
瀧川福祉基金とタイ立正佼成会の理事長を務める小野 彰司氏より奨学金支援をいただいているEDF奨学生7名が支援者の招待によりバンコクに来ました。タイ東北地方のナコーンラーチャシーマー県とブリーラム県から来たこの高校生たちはバンコクで3泊4日で様々な活動を行いました。例えば、日常生活に関わる仏教の教えの講演会と実践ワークショップの他に、ワットプラケオ(エメラルド寺院)、ヤワラートとサイアム・アメージング・パークへの観光も楽しみました。参加者の奨学生3名に下記の通り、今回の経験についての感想などインタビューをしました。


小野様ご夫婦(真ん中に座ったお2人方)、EDFスタッフ(ブルーシャツの2人)とEDF奨学生7人

他の財団を通じて奨学金を受けた友だちと勉強したことについてグループディスカッション


バンコクのエメラルド寺院と王宮前の記念写真


サイアム・アメージング・パークでアトラクションを楽しめました。


スパンニカさん、ブリーラム県、高校3年生
私は高校1年生から奨学金を受けています。今回いろいろな学校の奨学生たちと様々な活動を通じてお互いに知り合ったりする機会を与えてくださってうれしかったです。バンコクでの有意義なこの活動を実現してくださった寄付者の方々に感謝します。新しい経験から学んだことを生かして勉強に適用していきたいと思います。私の日常生活についてですが、一緒に暮らしている叔父と叔母の負担を減らすために、家事を手伝ったり、料理の作ったりしています。また、学校の休みの日には親戚と一緒に焼き鳥やパパイヤサラダを市場で売り、1日300バーツを稼いでいます。化学がとても好きです。高校を卒業したら、看護の勉強をしたいと思っています。なぜなら、私は人助けが好きで、血を恐れることはないからです。高校2年生の第2学期の休みの間に、私はブリーラム県にあるラムプライマート病院で11日間研修に参加する機会を得ました。これは、高校生に夢見る職業について学ぶ機会を与える活動で、本当にその職業が好きかどうかを実際に現場で活躍し、判断するものです。インターン期間はそれほど長くないかもしれませんが、いろいろな仕事を学びました。例えば、患者のベッドの掃除のし方、薬室と薬物アレルギーのある患者さんへの対応方法、 体温と血圧の正しい測り方、 患者さんに関する様々な書類の作成と準備のやり方など、多くのことを勉強させてもらいました。このため、叔父と叔母の面倒を見る看護師になりたいと強く願っています。

アッカラポンさん、ブリラム県、高校3年生
EDF財団を通じて運営されるタイ立正佼成会からの奨学金は、母と二人暮らしの私にとって教育を大いに助けてくれました。私は学校でイベントや行事があるときに、それをアピールに使うビデオクリップの編集など、コンピューター関係の仕事でよく学校の手伝いをしています。それをやるのが好きだからです。将来プログラマーになりたいですから、高校を卒業したら、スラナリー大学で技術学部の勉強を続けたいと思っています。J.I.B.(タイの大手のコンピューターと他のICT商品販売店のひとつ)のオーナーであるSomyot Chawalitさんをロールモデルしてます。
 

ナワパンさん、ブリーラム県、高校3年生
私は高校1年生から奨学金を受けています。勉強にも家計の負担を軽減するのにも大変役立ち、とても有益で、支援者に感謝の気持ちを表したいと思います。私は、普段休みの日に家計を助けるために物を売りに行ってお金を稼いでいます。今回ドナーに会うためにバンコクに来て新しい友達と一緒にいろいろな楽しい活動をしたりすることができましたので、とても感動しました。今回の経験は、弁護士になるための法律学と、心理学者になるための心理学のどちらを選ぶか、自分の将来の夢についてより深く考えるのに役に立ちました。
 
 

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