奨学金から…人生を変える道へ
EDF財団からパチャラーポーンが受け取った奨学金は、彼女が進学するのを助けただけでなく、彼女の奨学金提供者との出会いにもつながりました。彼女は彼を温かく「おじさん」と呼びました。彼は単に奨学金を提供しただけでなく、彼女の人生の重要な時期に常にアドバイスと励ましを与えてくれました。
パチャラーポーンは中学校を卒業するまで一生懸命に勉強しました。高校時代に奨学金提供者との連絡が途絶えましたが、最も重要な時期に受けた「教育の機会」は、彼女が夢見た未来に向かって進むのを助けました。
そして2022年、EDF財団は彼女の先生から再び良い知らせを受けました。パチャラーポーンはピサヌローク県のボロムラチャチョンニー看護大学の看護学部の入学試験に合格したのです!これは数年前に彼女が受けたその「機会」によって可能になった重要な一歩でした。
再び出会う…実現した夢とともに
パチャラーポーンの成功の知らせを聞いたEDF財団は、彼女が奨学金提供者と再び連絡を取るのを手伝いました。二人は一度も会ったことがありませんでしたが、奨学金提供者は以前に支援したこの少女の名前を覚えており、彼女が自分の夢を実現できたことに喜びを感じました。
パチャラーポーンは大学から奨学金を受けていましたが、彼女の元奨学金提供者は彼女が十分に勉強できるように追加の支援を提供し続けました。そして2025年度、パチャラーポーンは正式に看護学の学位を取得して卒業します。彼女は社会を支援する「与える人」の道へと進みます。
あなたが与える機会は、誰かの人生を永遠に変えるでしょう
パチャラーポーンの物語は、37年間にわたりEDF財団から機会を与えられた累計数十万人にも及ぶ奨学生の物語の一つにすぎません。奨学金提供者が与える機会は、単に教育費を支援するだけでなく、子どもたちが障害を乗り越え、彼らの人生を永遠に変えることができる「光」なのです。
2025年度入学を控えた現在、当時のパチャラーポーンと同じように機会を待っている子どもたちがまだ4,536人以上います。私達EDFはすべての子どもたちが成功することを保証出来るものではありませんが、皆様からの「機会」が恵まれない子どもたちの人生における重要な転機になるものであると確信しています。彼らが最も重要な時期に機会を与えられたとき、それは彼ら自身がより良い未来に向かって前進していく大きな原動力となるでしょう。
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