2024年度奨学金申請した子の話 : ラチャプルックさん
2024年度奨学金申請した子の話 : ラチャプルックさん ラチャプルックさん
高校2年生、ブリラム県
2024年度のEDF教育奨学金高等学校枠の申請者。
こんにちは。私は、ラチャプルック・ブンホーム、ニックネームはチョンプーです。ブリラム県のコンプロンピタヤコーム学校の高校2年生です。私の学校は公立で小さな学校です。この学校を選んだのは、家から近く交通費が節約でき、少しでも家族に負担をかけないためです。
私たち一家は自分たちの持ち家がないため伯母の家に住まわせてもらっています。伯母の家は木造の古い家で屋根はトタン、壁は家周辺の木々を集め継ぎ合わせて作られているので雨が降ると家の中に雨水が吹き込んできます。伯母の家には、伯父、伯母、兄、姉、従兄弟と私の6人がいっしょに暮しています。両親は、離婚して以来、母は他県に出稼ぎに出ており、私たち兄弟は、伯母の家にお世話になっています。
 

伯父と伯母は、定職に就いていないため収入はとても不安定でとても貧しいです。私たちの収入は、主に母一人の手にかかっていますが、母も高齢のためつい最近失業してしまいました。そのため私たち家族は、貧窮という大きな問題に直面しています。現在、私は、自分で家庭教師のアルバイトをして何とか学校に通っています。母からの送金は、お世話になっている伯父と伯母に少しでも負担を掛けたくないので私たちの生活費として手渡しています。
私は、学校から戻ると伯母の家事全てを手伝っています。そして土曜日と日曜日は、子どもたちの家庭教師のアルバイトをしています。
 

ラチャプルックさんと伯母さん

 
好きな科目は物理、化学、生物、英語、数学で、時間があれば絵を描いたり読書をしたり小説を書いたりするのも好きです。私は、将来医者になるという夢があります。医者という職業はとても安定していて家族に幸福をもたらしてくれると思います。私は、何とか家族皆が今よりも良い暮らしができる様にしたいです。私は、貧困の恐ろしさを知っています。働かなければ、何もしなければ、食べることもできません。家族のより良い、幸せな将来のためにも私は、一生懸命に勉強して頑張ります。
もし、EDFの教育奨学金を頂けたら医者になる夢を叶えるために国立大学へ進学できる様に一生懸命に頑張ります。自分の夢を実現させるためにも頂いた奨学金を最大限に活かすことをお約束します。どうぞよろしくお願いします。
 
     
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