私は目がはっきり見えず、眩しいところで長く目を開けることはできません。両親は他県に出稼ぎに行っているので、祖父母と暮らしています。家は木造の二階建てで、村から離れています。うちの家族は9人で、私を含めると子どもが2人です。祖父母は米作りと牛飼いをしていますが、作ったお米の値段がとても安いので、収入より出費の方が大きいです。そのため、家族を養うために両親は他県に働きに行くことにしました。しかし、この2-3年のコロナで、その収入も減少しています。
クラスでは他の友だちと違ってはっきり見えないので、最前列に座り、頑張って先生の授業を聞いています。知識が得られるし、友だちと遊べるので、毎日、学校に行けて幸せです。学校にいる時、友だちが色々と助けてくれます。祖父母は私がなるべく自分で生活できるようにさせたいと考えてくれているので、学校が終わると、私は皿洗い、水汲み、掃き掃除といった家事を手伝います。
スポーツができないので、美術の授業が好きで、よく友だちと絵描きをします。子どもたちに勉強を見てあげられるので、将来、私は教師になりたいです。昨年は1年分の奨学金を支援していただけて、本当に嬉しかったです。そのため、新学期に先生や友だちにまた会えるように、今年度も奨学金に応募しました。
もしこの奨学金がいただけたら、私は新しい制服、通学費用、昼食代等に使います。優しくしていただき、ありがとうございます。一生懸命に勉強するというお約束の他に、恩返しできるものはありませんが。
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