アマリンプラザのマクドナルドの前で集合してから、参加者の皆様に自己紹介をいただきました。又、EDFのスタッフから今回の訪問する学校や奨学生などの情報を紹介しました。
今回の旅行は 都レンタカーの社長の瀧澤与希様にバンを無料で提供いただきました。瀧澤与希様は「ダルニー奨学金」の既存ドーナさんです。
参加者の皆さんは学校に着いてから 、校長先生や先生方から温かい歓迎を受けて、会議室に向かいました。
学校の会議室で校長先生と先生方に挨拶し、校長先生から学校の紹介がありました。
見学旅行の参加者は校長先生に、生徒たちへの給食のことや、通学手段など学校生活について質問をしました。
2015年に「ダルニー奨学金」をもらった奨学生を紹介しました。今年まで、トラィラットウィッタヤーカーン校にはEDFの奨学生が8人がいます。
そして、参加者は授業を参観したり、学生たちと一緒に話したりして、微笑みいっぱいの楽しい時間を過ごしました。
図書室を見学し、子どもが興味を示し、役立つ本があまりにも少ないと感じました。図書室の中で昔話の本を読んで、感想を書いている小学生たちと交流しました。
学校のトウモロコシジュースを作る場所です。(右の写真)このプロジェクトに取り組んでいる学生たちはジュースを学校内で売っています。当日、作り方を見せてくれる先生は急用があり、参加者の皆さんは実演を見れなくて残念したが、参加者は一人10本づつお土産としていただきました。
午後、奨学生の家庭を2軒訪問しました。
最初に訪問した奨学生は15歳で、中学2年生のチラーポーン・サマーンモンコンです。ニックネームはソムオーです。ソムオーさんはお父さん、お母さん、弟と生活をしています。両親の仕事は建設現場の重労働です。しかし、お母さんは病弱のため、お父さんは家族全員の生活の面倒を見なければなりません。1日の収入は200バーツだけです。その仕事から得る収入は不安定で、生活費が足りないことがしばしばです。ソムオーさんは中学校を卒業したら、専門学校で観光‧ホテルに関する勉強をしたいとのことです。「皆様が家に訪問してくれて、大喜びで、心から感謝申し上げます。支援者様からいただいた奨学金を勉強のことに使い、良い学生になるよう一生懸命勉強します。」とソムオーさんは最後感謝の言葉を述べました。
最後にEDFから奨学生の家族へ贈り物(家庭用品)を提供しました。
次に訪問したのは、シリラック・ユァンクラーンさんの自宅です。ニックネームはパームです。パームさんは16歳で、中学3年生です。お父さんはバンコクでトラックの運転手として働き、毎月1,000バーツくらいを送金してくるそうです。お母さんは地元で飲み物を売っており、一日の売上商は通常400-500バーツです(利益は多分100バーツくらい)。パームさんの家庭はナコンラーチャシーマー県の観光地のラムタコーンというダムに近いですから、パームさんも勉強以外、土曜日と日曜日に観光客に飲み物を売ることでお母さんの手伝いをします。パームさんは奨学金を文房具や鞄などの学校用品に使いました。数学が得意ですから、将来、経理に関する仕事をしたいと言っています。
パームさんは「皆様にご訪問いただきまして、誠にありがとうございました。奨学金を提供してくださった支援者に健康で幸せでありますようにお祈ります。もうすぐ中学校を卒業しますが、もし本当に経理関係の専門的勉強の機会が得られたら一生懸命勉強します」が強く話していました。
奨学生の自宅からラムタコーンというダムが見えます。訪問した3月1日にはダムの水は非常に少なく痩せた土がはっきり見えました。しかし、我々のグループに話をしに寄ってきた村のあるおばさんの話では、大雨の日が多い雨季の時にはダムの水が氾濫し、洪水になります。その時、村人は他のところに避難しなければなりません。
最後に奨学生の家族へ贈り物を提供し、記念写真を撮りました。そして、先生方や学生たちと別れ、バンコクに無事に帰りました。学校の皆さんに当日一日中大変お世話になり、本当に有難うございました。機会があればまた訪問させていただきます。
|