2023年度奨学金をもらった奨学生からお礼メッセージ
2023年度奨学金をもらった奨学生からお礼メッセージ
EDFでは2023月6月に、各対象学校へ2023年度奨学金の振込みを完了しました。奨学生達は奨学金を受け、教育にかかる費用と日常の学校生活費用に使用します。尚、下記は、今回2023年の奨学金を支給されることになった3人の 御礼のメッセージと奨学金申請をした時の自己紹介の手紙を紹介します。


ナッタポン・バッブピー(ニックネーム:ビアウ)
 
ナッタポン・バッブピー(ニックネーム:ビアウ)15歳 現在はウドンターニー県のバーンノーグウェンヒーカムマーククーン学校の中学3年生として在籍しています。今学期(2023年度)ビアウ君はEDFから障がい児の奨学金の5、000バーツをもらいました。ビアウ君は障害を持っており、体が右片麻痺になっています。そして、生まれた時から口の形に異常があり、ビアウ君はうまく声を出して、話すことが出来ません。元々利き手ではない左手を使わなければいけないので、彼の障害は勉強の大きな妨げになっています。

ビアウ君のご家族は貧しく、お父さんも頻繁に遠いところまで出稼ぎに出掛けなければなりません。たまにお父さんはお金をビアウ君の家に送ってくれているのですが、その額は家族を養うにはとても足りていません。その理由で、ビアウ君のお母さんは、家事やビアウ君への世話の他に、ビアウ君の通学の費用や文房具代のために日雇い労働者として働かなければなりません。しかし、日雇い労働者の仕事は毎日あるわけではないので、家庭内の支出が収入を上回る月もあります。学校の先生たちはビアウ君の家庭の事情を知って、2023年度の奨学金申請をEDFへ送ってきました。今回ビアウ君はEDFを通して、下記の様なお礼の手紙をドナーの方に送ってきました。
 

「今回僕は奨学金を頂き、とても嬉しく思っています。僕は頂いた奨学金を通学の費用や学校給食代、文房具の購入に使っています。余った分も貯金しておいて、来年の専門学校への進学のために使わせていただきます。僕は勉強があまり得意ではないのですが、いつも頑張っています。毎日学校に来て、いつも学校の様々な活動に参加しています。僕の体は勉強や学校での生活に妨げになったときもありますが、そういう時こそ、いつも先生とクラスメートが僕をサポートしてくれていました。奨学金を頂き、ドナーの方に本当に感謝しています。中学3年を必ず卒業して、専門学校に進学して見せます。そしたら、将来的に僕は就職できて、自分と家族を養うことができますね。」
 

パッシャラポーン・ソインパーブ(ニックネーム:ファーン)

パッシャラポーン・ソインパーブ(ニックネーム:ファーン)17歳 現在はナコーンラーチャシーマー県のジアラワノンウティット2学校の高校3年生として在籍しています。2023年度にファーンはEDFから高校の奨学金の5、000バーツをもらいました。ファーンの家族には父と母と、弟と妹がいます。ファーンの両親は日雇い労働者として働いています。主な仕事は農業、米作り、サトウキビの収穫、または草刈りなどです。一日当たり一人200バーツの収入にしかなりません。3人の子供を養うために両親は共働きです。ファーンは中学1年生の時からずっと奨学金をもらっています。彼女は勉強に熱心な子で、成績もいつも優秀です。時々親は夜遅くまで仕事をしなければならないので、宿題をし終わった後に、ファーンはいつも家事や弟と妹の世話を手伝っています。
 



「中学1年生の時から、高校3年生の時まで奨学金を頂いており、本当に嬉しく思っています。ドナーの方とEDFに心から感謝しています。奨学金をいただき、本当に勉強の励ましになっています。良い成績にも繋がっています。将来私は大学の教育学部に進学したいです。卒業したら、教師になります。子供たちに知識を教えて、できれば私のような貧しい子供たちに教育のチャンスをあげて、彼らをサポートしたいです。本当にありがとうございました。」
 

ピーラウィット・シーオン(ニックネーム:アーティー)

ピーラウィット・シーオン(ニックネーム:アーティー)15歳 現在はノーンブアラムプーーン県のタイラットウィタヤー学校の中学3年生として在籍しています。2023年度にアーティーはEDFから一年間分の中学奨学金の2、000バーツをもらいました。彼は現在祖父と祖母、そして母と弟と一緒に暮らしています。アーティー君の父は他の県で車の運転手として仕事をしており、毎月得たお金を家族に送っています。母は村の近くの市場で焼き鳥を売っています。祖父と祖母はもうお年寄りですが、未だに畑で米作りをしています。田んぼから採れたお米は、一部を家族内の消費のためにとっておき、残りは僅かな収入のために外に売ります。毎日学校から帰ったら、次の日の朝の焼き鳥屋台の準備のために、アーティー君は母に餅米を炊くことや、鶏肉の下準備を手伝います。土日は祖父母の畑仕事を手伝います。
 



「最初僕は中学1年の時にEDFの奨学金に応募しましたが、その時は選考されませんでしたので、今年もう一度応募しました。受かったと知った時、僕は本当に嬉しかったです。僕の家族は貧しいので、奨学金をもらえると本当に助かります。奨学金を通学用の靴や鞄の購入、給食代に使います。ドナーの方に本当に感謝しています。勉強も頑張って、中学3年生を卒業したら、高校への進学も頑張ります。」

2024年度進学の子供たちへの募金は2023年7月1日から行っております皆様には、これからも引き続きご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
     

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