2022年度の高校と専門学校の学金を申し込んだ二人の話のご紹介

 
 ラックチャート ディールサラムさん、16才、ブリラム県ドンパローンピタヤーコム中学校の3年生は次の学期で高校に進学しますので、奨学金を申請するために自己紹介の手紙を書きました。


 
 私は4人兄弟の長男で、妹が2人と弟が1人います。家族みんなで祖母の家で暮らしています。
家は平屋、屋根はトタン張り、木とトタンの板で造って、布が壁という造りです。狭いスペースに7人で暮らしています。
 両親は、日雇いでゴムの樹液取りや工事の仕事をしています。時々仕事で県外に1~2カ月位行くこともありますので、私たち兄弟は祖母の家で暮らすことになります。
祖母は日雇いで農業の仕事をしていて、キャッサバの栽培やサトウキビやトウモロコシの収穫をしています。季節により仕事のない時期がありますが、祖母の収入で日々の家計や私たち兄弟の食費を賄ってくれています。一方で学費は、両親が1回あたり2~3カ月分を送ってくれます。
 兄弟はみんな勉強していて、両親の収入が足りず学費を払えない月があるため、学用品の購入や兄弟の学費を工面するために、私は土日に仕事を探しに出なければなりません。


 
 私は土地を耕しバナナの木を植えて水をやるアルバイトをしています。また、日雇いで工事、セメント作り、柱や砂の運搬という仕事もしていて、得られる収入は1日200~250バーツです。コミュニティーの人達は私たちが貧しいことを知っていますので、私を雇ってくれます。
 私はもし奨学金をもらえたら、制服・学用品・日々の学費など、高校に進学するための学費に充てます。私は将来教師になりたいです。高校を卒業したら、大学に進学しなければなりません。
そのため、奨学金は節約しながら使い、一部は将来の進学のために貯金します。
 私は、支援して下さるやさしい方々に感謝致します。もしこの手紙を読んで下さり、奨学金を頂けたら、私は卒業まで一生懸命勉強して、将来自分と家族を養える良い仕事に就くことを約束します。
     


 
  私は、スウィー ミーチャイ(女の子)ニックネームはプリヤオといいます。年齢は16才で、アムナートジャルーン県パナースクサー中学校の3年生です。次の学期で一生懸命勉強して高校に進学するのですが、家がとても貧しいので、奨学金を申請するためにEDFに自己紹介の手紙を書きました。


 
   私は祖父、母、そして妹と暮らしています。
   私の家はとても古い木の家で、壁も木の板でできています。床も木の板で、祖父母の時代に建てられたものです。今ではかなり傷んだ状態で、新築するお金がなく、何とか暮らせる程度に直すのみです。電気製品は、テレビと扇風機だけです。


 仕事をしてお金を稼いで家族を養ってくれた父は昨年事故で亡くなったため、家族の生活は苦しくなりました。祖父と母は生活のため、日雇いの仕事を探さなければならなくなりました。祖父は高齢で、きつい仕事はできません。母は左足に障がいがあり、歩くことも仕事をすることも大変不自由です。それでも父の代わりに収入を得て家族を養うために、我慢して仕事をしなければなりません。
 私は1日40バーツを受け取って学校に行き、交通費と昼食代として使います。日によっては、母は節約のために交通費のお金だけを渡して、昼食は家から持っていきます。


 
 土日は、収入を得て母と祖父の負担を軽くするために、私は日雇いでパラゴムの木の樹液取りや、唐辛子を取る仕事をします。収入は1回あたり100バーツで、学費に充てています。
 私の家は進学するには収入が足りないため、私は高校に進学するための奨学金を強く希望しています。もし中学しか卒業しなかったら、母や祖父のように収入が不安定で、きつい日雇い仕事に就くことになります。体調が悪くて仕事ができない日は、収入が得られません。
もし高校を卒業したら大学に進学して、環境の技術者になりたいです。
 奨学金は、次の学期の制服や学用品を買うのに充てます。また、毎日学校に行くための交通費として貯金します。私は、一生懸命勉強して良い成績を上げることを約束します。

     



     
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