EDFはこれまで31年間にわたり、奨学金支援事業を続けてきました。最初41口から始まった、経済的に恵まれない子どもたちへの教育機会の提供も、お陰様で今では累計で奨学金数373,414口、対象学校数5,500校、そして奨学金総額も3億8,000万バーツに達しました。
EDF の奨学金事業は、EDF とタイ東北部全19県内61学区の事務局教育支援部、及び各学校との協働で実施しています。
どの学級に支援しているのか?
中学1年~3年
奨学生になるための条件は?
奨学金提供を受けるために必要な条件は以下のとおりです。
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本人に中学進学の意思があり、保護者も進学に賛成すること
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世帯の年収が30,000バーツ以下の貧困家庭であること
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品行方正であること
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公務員、区長、村長の子女でないこと
》1対1の顔の見える支援《
自分が支援する子どもの成長が実感できる里親型の寄付制度です。
ダルニー奨学金は、支援する方が、どの子どもを支援しているかがはっきりわかる、里親型の奨学金制度です。ご支援いただく子どもも、誰が支援してくださっているかが(お名前のみ)わかる1対1の顔の見える支援です。
》分かりやすい支援システム《
1年に2,000バーツで一人の子どもが1年間学校に通えます。
ダルニー奨学金は、2,000バーツで一人の子どもが1年間学校に通うことを支援する制度です。奨学生は、学校の成績ではなく「(経済的な)貧しさ」を基準に、各県の学区事務局教育支援部や各学校の奨学金事業担当の先生が選考しています。EDFでは、奨学金が適当に使われるように生徒名義の銀行口座から学年主任先生もしくは奨学金事業担当の先生との連署でのみお金が引き出せるシステムが確立されております。
》延べ30万人以上の子どもに奨学金提供《
多くの方の子どもの未来を思う心に支えられ、毎年約2万人、延べ30万人以上の奨学金を提供してきました。
1987年より開始したダルニー奨学金は、毎年約2万人、今日までに延べ30万人以上の子どもに奨学金を提供してきました。ご支援いただいている方の多くは個人の方々で、子どもたちが学校で学び、自分の夢を実現してほしいという多くの想いに支えられています。支援者の方々からは支援を通じて、自分も夢や希望を子どもたちと共有し、毎日を楽しく生き生き過ごすことができるという声をいただいています。
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EDFは適正な奨学生を選出するため、厳正で公正な選考手続きを踏んでいます。東北地方の学生たちにもれなく機会を与えるため、東北地方全ての県(19県)に計61の学区事務局教育支援部を配置しています。毎年、以下のような選考の手続きを実施しています。
奨学生選考の手続きの図
選考に合格した学生は、EDFからの奨学金を受け取るための銀行口座を開設します。奨学金の管理を徹底するため、学年主任の先生もしくは奨学金担当の先生との共同の口座とし、お金を下ろす時には、毎回先生の許可を必要とします。
奨学金の使い道としては、交通費・昼食費・制服費・体操服費・文房具購入費・レポート作成費・特別活動費などが挙げられます。政府の15年間無償教育政策ではカバーされない部分を、奨学金で購入することになります。
奨学金振込みの手続きの図
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