2025年度クラウファンディングによる特別な募金キャンペーンのご紹介
2025年度クラウファンディングによる特別な募金キャンペーンのご紹介 より多くのタイの子どもたちを応援するために、現在Taejaiというクラウドファンディングサイトを通してクラウドファンディング形式で各種の特別募金キャンペーンも行っており、ご紹介したいです。

教育開発に関する大きなプロジェクトを実現するには、高額な資金が必要です。一人の個人や一企業にお願いすることは極めて難しいことです。このため、一人一人にとってはあまり無理なくご都合のつく範囲の金額で多くの人達が一緒になって大きなプロジェクトを実現させようという「クラウドファンディング」(「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」)は世界の新たな資金調達の仕組みとして近年注目されています。
EDFは、未来を担うより多くのタイの子どもたちを応援するために、また、里親制度で何年間も継続して奨学金支援をすることが難しい方々のためにTaejaiというクラウドファンディングサイトを通してクラウドファンディング形式で各種の特別募金キャンペーンも行っています。
現在、下記2件の特別募金キャンペーンを実施中ですのでお知らせします。
 
(1) クラウドファンディングを通して200人障がい児の通常学級通学を支援する奨学金を募集中。
 
EDF 財団は、クラウドファンディングサイトのTaejai.com を通して障がいのある生徒・学生合計200人のために、一人 1 年間の奨学金 (5,000 バーツ) を募集しています。
 
募金キャンペーン期間 : 2025年6月30日まで。
キャンペーンの目標 : 200人分の奨学金(クラウドファンディングサイトとEDFの管理費を含めて1,000,000バーツ)
実施期間 : 2025年度学校の第1学期(2025年7-8月に奨学金を振り込む予定)
 
奨学金の由来
 タイ政府の社会開発・人間安全保障省の報告によると2022年12月末時点で、先天性障がい者、及び、病気・事故などによる後天性の障がい者の総数は215万人、そのうち6~14歳の学齢期の障がい児は6万6千人に上っています。EDF財団は身体障がいがあるものの意思疎通や理解ができ、学習が可能な障がい児の多くと面会をしました。その子どもたちの大部分は通学の機会がありません。家族が貧困で生活に精一杯の状態のため、子どもが放置され、適切な対応がされていないのです。保護者には障がい児の基本的人権についての知識がなく、家に閉じ込めることになります。勉強をする機会や、障がいのない人々の社会に入ることもなく、心身の発達の機会が失われ、将来自立して生活するための基本的な知識、スキルを習得することができません。
この問題を認識したEDF財団は「障がい児の普通学級通学を支援する奨学金プロジェクト」を2003年より開始しました。学校での学習が可能な障がい児が、先生や友達に負い目を感じることなく通常学級で学習し、身体の発達、知識の習得と共に、社会に入って学び、さまざまな状況での自助、障がいのない人々との生活を促すためです。
奨学金は障がい児の家族の教育費の負担を軽減するだけでなく、通学に必要な補助器具の費用、昼食代、通学の交通費、治療のための経費にもなります。


 

奨学金の応募・選考資格
1. 身体障がい、あるいは発達の遅れがあるが、意思疎通が可能で、学習が可能な子ども
2. 両親あるいは保護者が貧困ではあるが、子どもが小学校、中学校相当の普通学級に通学するのを支援する意思があること
 
支援・協力方法
タイで最も有名で信頼性の高いオンラインクラウドファンディングサイトTaejai.comを通じて下記のリンクからご支援・ご協力いただきます。又は、以上の写真のQRコードからスキャンしてください。(英語対応)
 
(2)クラウドファンディング募金で貧困家庭の成績優秀な高校生・専門学生への学習継続支援
 
概要の説明
貧困に喘ぎながらも頑張る成績優秀な子どもを、中退の危機から救い出し学習を継続させるための奨学金を支援します。対象は教育機関が選抜・認定した成績優秀者(平均評定3.00以上)で、かつ、貧困家庭のまじめな高校生・専門学生の250名。金額は1人当たり年間5千バーツです。

募金キャンペーン期間:2025年6月30日まで
キャンペーンの目標:1人当たりに5,000バーツ。250人分の奨学金の1,250,000.00バーツです。
実施期間 : 2025年度学校の第1学期(2025年7-8月に奨学金を振り込む予定)
 
社会問題と解決策
恵まれない家庭の子どもたちは、その日暮らしの状態なので、家計のやりくりについて心配しなければなりません。 教育の将来を不確実にする多くの障壁にも直面しています。さらに基本的権利や、すべての子どもが享受すべき四大必需品(衣食住と薬)さえ入手する機会を欠いており、優秀な成績を得るために恵まれた家庭環境で育った子どもよりも何倍もの努力や忍耐を強いられます。その上、基礎教育を修了するまで学習するには、学期ごとに中退の危機を乗り越えなければならないという問題が常に立ちはだかっているのです。
親がほとんど教育を受けておらず、勉強や生活面で指導してくれる人がいない貧しい子どももいます。 もしくは両親が離婚して、学習指導をできない親戚または祖父母と同居している場合もあります。欠食の子どももたくさんいて、 学校給食プログラムでの食事が頼りです。その結果、身体の成長と学習の集中に必要な栄養が不足します。 また多くの子どもは古くて老朽化した家で電気がない等の危険な環境で生活しています。夜間に宿題や読書をするにはランプの光が必要です。子どもたちは自分自身と家族が生きていくために、勉強だけではなく働いて家族を助ける必要があります。
 
しかし、そのような大きな問題を抱えながらも将来を夢見て頑張っている子どもたちは沢山います。この問題を認識した EDF は、貧しく機会に恵まれない子どもたちが少なくとも基礎教育を受けられるよう、奨学金活動を1987年に立ち上げました。寄付者や慈善活動家の支援を奨学金という形で、現在までにタイ国内 61 県の5,600 校以上で、あらゆる学年の子どもたちに支援を届けました。奨学金を受け取った子どもは40万人を超えています。

 
なぜ成績が優秀な子どもたちに奨学金を提供しますか?
 
当財団の活動では学業成績を奨学金支給の基準として考慮していません。 なぜなら、これまでに述べた通り、彼らの置かれた環境が学業成績に影響するのを認識しているからです。しかし、毎年気付かされるのですが、 奨学金の志願者は貧しい家庭環境で困難な生活を送っていても、良い成績を維持し、熱心に勉強し、まじめで優秀な子どもも少なくありません。それは教育が自分たちと家族をより良い未来に導き、貧困の連鎖から抜け出すことができると信じているからです。
 
 こういった子どもたちへの支援の手は、少なくとも、彼らの人生における各種の障壁克服の励ましとなり、自身の知識と能力を伸ばす資金となります。また、より継続学習を望む学生たちは高校や高等専門学校への進学費用として貯金します。だから奨学金は「励まし」と同じです。そしてこれまでの勉強が無駄ではなく、誰かに自分の価値を認められたという実感を与え、家族の貧困問題を心配せずに卒業まで勉強を続けるための「保証」「支え」となり、進学後の支出を賄います。
 
そこでEDF財団は奨学金を提供するためにクラウドファンディングプラットフォームTaejai.comを通じて募金活動を開始しました。勤勉でまじめ、貧困家庭の成績優秀(平均評定3.00以上)な高校生と専門学生を対象として、年間 1 人あたり 5,000 バーツの奨学金を250名に支給します。皆様のご支援は非常に重要です。貧困家庭の生徒の教育費のうち、食費や通学費、その他多くの面での支出で、政府の補助金政策が未対応の分野の負担を軽減します。
 
学校を中退して単純労働者として労働市場に身を投じて「貧困の再生産」のサイクルに陥るというこれまで多くの子どもたちに暗黙のうちに強いられてきた安易な選択肢に代わって、教育の機会により自身の未来がより良く変わると信じ、人生の視野や選択肢が広がり、将来への希望と社会への感謝の気持ちを持って進んでいく力を子どもたちに提供できるのです。
 
奨学金の応募・選考資格
貧しい家庭の出身で、中学校3年生を卒業し、高校または職業訓練校か専門学校への進学を希望する生徒。
現在高校または職業訓練校に在籍しており、経済的に困窮している生徒。
成績優秀で、平均評点が3.00以上であること。
品行方正であること。
公務員、国営企業職員、地方公務員の子どもでないこと。
 
支援・協力方法
タイで最も有名で信頼性の高いオンラインクラウドファンディングサイトTaejai.comを通じて下記のリンクからご支援・ご協力いただきます。又は、以上の写真のQRコードからスキャンしてください。(英語対応)

https://taejai.com/en/project/chd-edfscholarship2025

これを使用せずに従来通りの方法により任意のご寄付で参加戴くことは勿論大歓迎です。必要な場合は、
Eメール: [email protected] 又は、LINE : @edfthai までお気軽にご連絡ください。
ご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

クラウドファンディングサイトのTaejaiについて
• Taejai.com は、タイの初めてのクラウドファンディングサイトで、KhonThai Foundation, ChangeFusion と Thai Young Philanthropist Network の協力によって創立されました。  また、当サイトは Foundation for Thailand Rural Reconstruction Movement under the Royal Patronage(タイ王室後援下のタイ農村復興運動財団)の名義で運営されていますので、寄付の振込先はEDF ではなく、当財団(タイ語:มูลนิธิบูรณะชนบทแห่งประเทศไทยในพระบรมราชูปถัมถ์ ) となっています。
• EDFの通常の奨学金制度とは違い、奨学生証書と写真の報告の送付はありません。キャンペーンが終了し、受益者に支援を贈った後で成果報告を当サイト上でお知らせします。
• 当サイトの規則でEDFはこのキャンペーンに参加戴いたご寄付者の情報は得られないことになっています。
• Taejaiを通してのご寄付はタイ国内における控除対象となっています。寄付による控除額の上限は、所得金額から保険や扶養家族などを控除した後の額の10%です。日本における控除は不可です。
• 当サイトに掲載されたEDFのキャンペーンはタイ語と英語対応だけです(日本語は不可)。タイ人のお知り合いなどに紹介していただければ有難いです。
• Taejai サイトでのお支払いは様々ありますが、タイ在住の方はお持ちのタイ銀行アプリから携帯電話でQRコードをスキャンすることも可能で便利です。また日本などの外国に在住する方はクレジットカードでのお支払いをお勧めします。
 
 
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