チーラパット・ラッチャートンヨット
中学3年生 ナコーンパノム県
1. 「チーラパット・ラッチャートンヨットです。14歳で、現在はナコンパノム県にあるバンカムサワン学校に通っています。毎日、1キロメートルを歩いて学校を往復しています。うちに車やバイクがないので、徒歩で通学しなければなりません。仕事をしているのは父と兄しかいないため、お小遣いがもらえない日もあります。父は日雇い労働の仕事をしています。兄はバンコクで働いていますが、うちへの仕送りは殆どありません。そのため、父は自分の収入で家計を支えていますが、毎月、収入が足りません。学校に行く前に、朝食が食べられない日もあります。鉛筆、ペン、定規といった勉強用具もないため、クラスメートから借りるしかありません。勉強用具があれば、他の人から借りなくても済むので、勉強に集中できます。だから、僕は本当に自分の勉強用具が欲しいです。」
パーニットニパー・ワンナスッタ
中学3年生 ウボンラーチャター二ー県
2. 「こんにちは。パーニットニパー・ワンナスッタと申します。ニックネームはピークです。14歳で、ウボンラッチャターニー県にあるポーチサイピッタヤーカーン学校の中学3年生です。うちの家族は、父、母、そして私です。家計を支えるために、両親は日雇い労働をしています。家が学校から12キロ離れていますが、通学路の半分が土道で、その残りがコンクリートなので、雨季になると、水がその土道にたまり、通学が困難になります。私は制服を一着しか持っていないので、雨のせいでそれが乾かなければ、早起きしてアイロンをかけるしかありません。そのため、制服をもっとほしいです。」
タンワー・カラケット
中学3年生 ウボンラーチャター二ー県
3.「 初めまして、タンワーです。ニックネームはターです。16歳で、ウボンラッチャターニー県にあるバンパアオ学校の中学三年生です。僕は家がなくて、兄と姉と一緒にゴム畑の飯場に寝泊まりしています。僕は5人兄弟のうちの一番下です。もう二人の兄は僕と一緒にいません。僕たちは3年前に両親に捨てられました。生活が苦しく、お金を得るために仕事していますが、夕食を抜くしかないという日もあります。早起きして兄と姉と一緒にゴムの木に酸を与えなければなりません。僕たちが住んでいるゴム畑は学校から4キロ離れていますが、送ってくれる人がいなければ、学校にいけません。学校を休まなくてもいいように、通学用の自転車が欲しいです。進学のお金がないので、将来は農業をやると思います。」
ウォンサトーン・シュウサイ
高校1年生 サコンナコーン県
4. 「僕はウォンサトーン・シュウサイです。サコンナコーン県にあるドンマファイビタヤー学校の高校一年生です。僕は母と二人で暮らしていますが、住んでいる家は叔母の家です。母は持病があるので体が弱く、働いていません。僕はスポーツが好きで、一番好きなのはバレーボールです。放課後になると、友達とよくバレーボールを練習します。その時に、学校の靴を履いていますが、そのせいで靴がボロボロになって穴までできてしまいました。それで、新しい靴を買って通学とスポーツに使いたいです。」
コラキリット・チナーキョウ
中学3年生 ナコーンパノム県
5. 「コラキリット・チナーキョウです。ニックネームはサターンです。15歳で、ナコンパノーム県にあるシュンションパイローム学校の中学三年生です。父が亡くなった後に、母が再婚したため、僕は小さい頃から祖父母と暮らしています。現在の住んでいる家は畑の中にある小屋です。祖父母は農業をしていますが、その収入が不安定なので、家の出費や僕の勉強用具や学費が賄えない時もあります。高校に進学して、将来は教師になりたいです。祖父母はその進学費用が払えないかもしれないので、奨学金がいただきたいです。」
チュターニット・ビットターム
中学1年生 ルーイ県
6.「 初めまして、チュターニット・ビットタームです。ニックネームはパットです。今はロイ県にあるダンサイ市コックサトーンにあるバンナムエン学校の小学六年生です。私の生後8か月の時に、両親が離婚したため、私は祖父母と弟と暮らしています。祖父母は農家です。朝、私と弟は二人で学校まで歩きます。放課後になると、皿洗い、掃き掃除、モップかけといった家事全般をやります。休日になると、洗濯して、祖父母と弟のために夕食を用意します。自分と弟の勉強に関する出費と筆記用具に充てるために、奨学金がいただきたいです。」
文房具、学校用の靴、制服、自転車、奨学金「任意の奨学金」のプレゼントは、贈られる生徒たちにとっては、学校生活を送る上で大きな助けになると共に、宝物ともいえる大切な意味を持ちます。プレゼントを貰う機会の極めて少ない貧困家庭の子供達には、皆様から届けられるプレゼントは驚きに似た大きな喜びであると同時に、「自分を支えようとしてくれている人がいる」という「気付き」は、生徒たち自身がよりよい将来のためにも卒業するまで頑張ろうという強い意志を持つことへの原動力となります。EDFは、皆様からのご支援を心からお願い申し上げます。
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