学校支援プロジェクト
学校支援プロジェクト
図書室のプロジェクト

プロジェクトの起こり

地方の遠隔地にあるほとんどの学校には、図書室がありません。もしあったとしても、図書が不足しているか、子どもや少年少女たちにふさわしい教材ではありません。だから、これらの図書室は、誰も持ってきて読みたくはないような古い本をしまっておく倉庫になっているだけなのです。

プロジェクトの内容

資金を提供して、図書室建設と建設の管理をするか、あるいは図書室を改修して使えるような状態にします。図書室を使用する生徒たちにふさわしい棚、書庫、机、いす、図書、それ に学習教具を備えて、入りやすい雰囲気にします。さらに、生徒たちが読書好きになるよう奨励するために、活動を行います。例えば、授業時間外に読書コンテストを開催したり、読んだものからの出題に答えのコンテストなどです。
 
プロジェクトの事例

・  Books Donation Project By Japan Tobacco and Allies Workers’ Union 
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・「教育開発センター(Education Development Center=EDC)」By ORIX Social Fund of ORIX Corporation


        
 



IT分野のプロジェクト
 
プロジェクトの起こり

現在、コンピューターとインターネットは、勉強と仕事をする上で重要な道具です。しかし、地方の学校のほとんどは、まだコンピューターやその他の勉強したり教えたりするためのいろいろな教材教具が不足しています。ある学校では、およそ100人もいる生徒に対して、使えるコンピューターがわずか2~3台しかありません。それどころか、そのコンピューターも充分に使えるような状態ではないのです。

プロジェクトの内容

不足している情報処理機械を提供します。地方の学校で、まだインターネットに接続していない所には、インターネットができる環境を作ります。併せて、基礎的なコンピュータープログラムとインターネットの使い方について、先生と生徒たちに技術習得の研修を行います。ウェブサイトから情報を得ることのメリットについて知識を持ち、理解することを奨励するためです。

プロジェクトの事例

・  Education Technology Support(2010年)
≫≫ レポートダウンロード

 

        


 



 
農業分野のプロジェクト

プロジェクトの起こり

東北地方の住民は、ほとんどが農業を職業としています。農業は、気候の変転や自然災害による影響を受けやすい職業です。そのため収入は不安定です。理にかなった形態で農作業を行うことや副収入を合わせ持つことが必要です。

プロジェクトの内容

農業に関する体系的な知識と、農業生産物からの加工品についての知識あるいは関連した専門的な技術をまとめ上げます。併せて農業分野の活動をするための資金が不足している学校に、事業を進める資金を提供します。例えば、昼食のために家庭菜園に野菜を植えるプロジェクト、象の糞でできた紙製品によって収入を得るプロジェクトなどです。

プロジェクトの事例

・ ONE SCHOOL ONE PROJECT

◆プロジェクトの特徴◆

① 地域の資源や伝統的な技術を利用したモノづくりを学びます。
学校が学習センターとなって、生徒が専門家や地元の農家から地域の資源や伝統的な技術を利用したモノづくりを学びます。それが長期的には彼らの将来の経済的自立につながり、後々、地域の過疎化を押しとどめ、さらに地域の発展に貢献することにつながります。

② 学校で無料の昼食を提供し、健康増進を図ります。
OSOPで作った農産物を利用したり、販売をしたりして、学校で無料の昼食を提供し、健康増進を図ります。それが結果として、生徒の就学率の向上や中退率を減少させ、さらに学習効果を上げることにつながります。

③ 責任感やコミュニケーション能力の向上を図ります。
共同作業を通じて、仕事に対する責任感やコミュニケーション能力の向上を図ります。また、学校によっては、プロジェクト内で作った生産物の販売により得た収入の一部で学用品等を購入して、生徒の家庭の教育費を軽減したり、さらに学校教師の事業運営スキルの向上を図ります。

****学校の多くが実施しているプロジェクトは、野菜や果物の有機農業栽培、養豚、魚やカエルなどの養殖、果物を使ったジュースづくりと販売、象の糞を活用した紙作り、バナナの茎を使った機織り、テーブルなどコンクリートを使った製品づくりなどです。
 
◆プロジェクトの成功した実例◆

マハーサラカム県バーンカムリャン校

実施期間:2011年4月~9月

予算:47,000バーツ

活動 活動内容 活動の成果
鶏養殖 支援金は100羽の鶏を購入するのに使用されました。この活動の担当は学校の先生と中学3年生です。この活動に参加する生徒は、有用微生物群(EM)のことを学ばなければなりません。鶏の飲む水にEMを入れれば鶏の免疫力はもっと強くなると言われています。
 
 
250キロの全ての鶏の内、205キロは第二学期の4ヶ月間中に学校の生徒のためのランチの材料に使われます。残りの45キロは1キロ65バーツで学校の先生と村人に売っています。およそ3,000バーツの収入は次回の鶏養殖のコストにします。

鶏肉を使う子どもの大好きなメニューは例えばカレー、チキンのトムヤムなどです。週に2回鶏肉のメニューがあります。これで外部から材料を購入するコストを節約することができます。
 
ナマズ養殖
 
子どものナマズを購入し、校内の自然池で養殖します。
この活動の担当は学校の先生、学校の管理人と中学3年生です。
 
 
この活動により80キロのナマズができました。そのうちの70キロは学校のランチに使用され、残り10キロは1キロ60バーツで販売し、結局600バーツの収入を得ました。全てのこの収入は次回のナマズ養殖のために使用されます。
 
キノコの栽培 支援金は1,000個のキノコの菌袋を購入するのに使用されます。この活動そ管理・運営しているのは学校の先生、学校の管理人と中学1年生です。
 
30キロのキノコを生産することができました。キノコ入りのトムヤムや揚げ物など全て学校のランチに使用されます。
 

プロジェクト写真
(クリックすると大きく見られます。)

  
  


◆プロジェクトに参加した生徒のコメント◆

「学校に(OSOPに)支援金をいただくことになったと分かった時にとても嬉しかったです。この活動で鶏の飼い方など色々なことを学べ、収入にもなりますのでとても役立ちます。ご支援を与えてくれた方に深くお礼を申し上げたいです」
 



ピパット・ポンパヤック(小6)
 



 
保健衛生分野のプロジェクト

プロジェクトの起こり

現在、地方の集落の一部では、まだ自分自身で健康上の問題や伝染病に対処することができない状態にあります。衛生面の充分なサービスを受けることができないからです。その上消費生活に関する正しい知識を持っていないことが、集落の人の保健衛生に害をもたらしています。さらに、きれいの飲み水と衛生的に処理できるトイレが不足している問題にも行き着きました。

プロジェクトの内容

病気と健康についての知識の研修会を開催し、専門家から生徒のリーダーたちに基本的な保健衛生観念を植え付けてもらいます。生徒のリーダーたちは、友達の生徒や家族、集落の人々に広め、普及させていきます。今後常に保健衛生に配慮した行動をするよう推進するためです。
資金の提供をして、トイレあるいは衛生的な飲料水のボックスを設置する事業を進めます。生徒一人一人の問題であり、学校全体でする必要があることを強調します。生徒にもトイレや飲料水ボックスの利用者としての自覚を持ってもらうためです。併せて、正しい看護の方法を紹介します。

プロジェクトの事例

 ・  Clean Toilet for children Project By PTT-Jiffy
 

      
 


 

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