タイの学校の制服は5種類あります。
1.制服 (週1回着用)
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男子用 |
女子用 |
1 |
白色シャツ 120-260バーツ |
白色シャツ(女子用)120-260バーツ |
2 |
黒、茶色半ズボン 140-320バーツ |
黒色スカート 140-320バーツ |
3 |
靴 255-400バーツ |
靴 165-400バーツ |
4 |
ベルト100-200バーツ |
5 |
靴下30-50バーツ |
2.体操着(週1回着用)
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男子用、女子用 |
1 |
ポロシャツ 100-200バーツ |
2 |
黒色ズボン 200-400バーツ |
3 |
靴 255-400バーツ |
4 |
靴下30-50バーツ |
3.活動の制服(週1回着用)
1.ポロシャツ 120-260バーツ
4.ボーイ/ガールスカウト制服 (週1回着用)
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男子用 |
女子用 |
1 |
シャツ100-200バーツ |
シャツ200-400バーツ |
2 |
ズボン150-400バーツ |
スカート250-450バーツ |
3 |
靴255-400バーツ |
靴165-400バーツ |
4 |
茶色靴下50-80バーツ |
白い靴下30-50バーツ |
5 |
スカーフ100バーツ、帽子 100-200バーツ |
5.民族衣装(週1回着用)
1.シャツ(150-200バーツ)
写真協力:ナコーンラーチャシーマー県のバーンノーンマック校
以上の制服の価格の調査データによると、学期が始まる前に、保護者は、制服だけで1人当たり年間2,255〜4,340バーツの費用を支払わなければならないことがわかります。 更に、1人当たり年間3,858〜10,736バーツという政府からの支援では足りない分の授業料、交通費や食費などの追加費用もあります。 合計すると、学期が始まる前に、1人当たり年間の必要準備費用は 6,113〜15,076バーツもかかるのです。
物価が大きく高騰している現在、新学期が始まる前に何千バーツもかかるこの費用は低所得家庭にとっては非常に厳しい負担となり、家族に子供が多ければ多いほど家計に大打撃となります。それを負担できない多くの保護者は闇金融で借金をしたり、質入れしたりする家庭は少なくないというニュースが報道されています。
同時に、物価高騰にも拘らず、最低賃金収入はまだ同じレートであり、加えて、新型コロナウイルス流行の影響による急激な収入減の為、突然低所得家庭になるケースが多発している問題は大きく取り上げられています。このように貧困問題がより深刻化していく中、家庭の負担を少しでも軽減し、恵まれない子供達が有意義な学校生活を送り将来に向かって勉強するためには、その大きな励ましとなる皆様の「教育の機会」の提供は、彼らのこれからの人生を大きく左右するくらい極めて重要なものなのです。
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