ご支援を心持ちにしている小学6年生からの手紙
ご支援を心持ちにしている小学6年生からの手紙 今回(2022年3月28日)学校の先生から2022年度中学進学の奨学金を申請するため、恵まれない子供の写真と自己紹介の手紙をEDFまで送ってきました。奨学金を申請した多くの子供たちは年老いた祖父母と暮らし、経済的に困難な状況にあるため、中学進学の機会が厳しくなっています。2022年度中学進学の奨学金を申請している子供たちの中から、子供たちからの手紙を紹介させていただきます。このような子供たちが皆様方からのご支援を心持ちにしています。


ナティダー・パタラパック (12才、ローイエット県)
 
 ナティダー・パタラパックさん(ニックネーム:ピヤ、ローイエット県バーンムアンホン小学校の6年生、12才、女の子)は、中学校に進学するための2022年度奨学金を希望しています。
 私は小さい頃から祖父母と暮らしてきました。両親は田舎に日雇いの仕事に行っていて、たまに帰って私たちを訪ねてきます。
 

 
 祖父母は稲作をしていて、稲作の季節の後はキャッサバを栽培しています。稲作とキャッサバの仕事で得られる収入はあまり多くありません。時々、日々の家族の暮らしと私が学校に行くのに足りないこともあります。
 

 学校に行く前と放課後は、祖父母の家の掃除、料理といった家事をすべて手伝うようにしています。土日は祖父母の稲作、草刈り、キャッサバを植えるために土を掘る、といった仕事を手伝います。時々祖母の野菜の栽培、魚やカニ・貝を取る仕事も手伝って、それらを持ち寄って料理をして、3人で食べます。それにより、家計の節約になります。
 学校では私は一生懸命勉強して、テストで良い点を取れるようにがんばっています。
 前の学期では私はテストで、学年で一番になりました。
祖父母はよく「将来のために、良い仕事に就いて自身を養っていけるように、祖父母みたいに苦労しなくていいように、一生懸命勉強しなさい」と言ってくれています。
 私は数学とタイ語の科目が好きです。私は将来、教師になりたいです。
 私のように恵まれない子供に勉強を教えたい、そして彼らが仕事に就いて家族と自分を養えるようになってほしいからです。
 中学進学のための奨学金を頂くことは、私にとってとても大切なことです。
 私の家は貧しくて、祖父母は私が学校に行くため、学用品を買うための十分な収入は得られないかもしれないからです。そのため、私は奨学金を強く希望して手紙を書きました。
 

 
 私は、奨学金を寄付して下さる優しいあなたに心から感謝します。
 もし私の手紙を読んで奨学金を寄付して下さるなら、私は一生懸命勉強すること、祖父母を助けて家事の負担を軽くすること、教えを聞く良い孫になること、そして大切なのは、寄付して下さる奨学金を頂くのにふさわしいように、自分の学業を全うすることを約束します。
    

パナーコーン・プーアーイ(12才、シーサケット県)
 
 パナーコーン・プーアーイさん(ニックネーム:カーフィウ、シーサケット県バーンサームサオ小学校の6年生、12才 、男の子)は、中学校に進学するための2022年度奨学金を希望しています。
 

 
 私の家は祖父、祖母、私、弟の4人家族です。私の家はレンガで建てた、古い小さな家です。私の家はとても貧しく、祖父は日雇いの仕事をしていますが、祖母は目が不自由で仕事ができません。


 
 私の家は車がなく、どこに行くにも大変です。私は手が空いている時は、芋掘りやゴムの樹液を取る仕事をしています。時々200バーツの収入が得られることがありますが、雇い主次第です。
 目の不自由な祖母、祖父ともに高齢で、地方に働きに出ている母はコロナ禍のため失業してしまい、今も仕事がない状況です。


 家では学校に行く前に家事をしたり、弟と祖母の面倒を見たり、料理をしたりしています。学校から帰ったらすぐに家事を手伝い、祖母の面倒も見ます。休みの日には日雇いの仕事に行ったり、祖父の仕事を手伝ったりします。他に仕事がない時も、家で弟と祖母の面倒を見ます。


 
 私はタイ語の勉強が好きです。好きなスポーツは、サッカーです。
 私は勉強があまり得意ではないのですが、少なくとも専門学校を卒業したいという目標があります。私は真面目に一生懸命職業訓練をして、祖父・祖母、そして弟を養うために仕事をします。将来は、エンジニアになりたいです。


 
 祖父の収入では学用品を買うのに足りないので、奨学金を強く希望します。もしダル二―奨学金をもらえたら、一部は学用品や制服を買うために使い、残りは祖父母に預けて将来の学費のために貯金します。
 私は奨学金を下さる方に「私はあなた様に心より感謝申し上げます。今回戴いたこの奨学金は、私と家族へのとても心強い支援となります。私に勉強する機会を与えて下さったあなた様に重ねて深くお礼申し上げます。このことは私と家族にとってすごく意味のあることです。」とお伝えしたいです。
 
    
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